健康経営優良法人2024(ブライト 500)認定達成!

投稿者: softkaihatsu 投稿日:

既に slackにて報告済みですが、

今回弊社は、健康経営優良法人2024・中小規模法人部門のブライト500に認定されました。

前回(Vol.87 号)の繰り返しとなりますが、

「健康経営」とは、(経済産業省ホームページによると
従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践する経営」で、
日本再興戦略、未来投資戦略に位置づけられた「国民の健康寿命の延伸」に関する取り組みの一つに 位置づけられています。

企業理念に基づき、従業員等への健康投資を行うことで、従業員の活力向上や生産性の向上等の 組織の活性化をもたらし、結果的に業績向上や株価向上につながることが期待できる経営です。

この健康経営という概念は、アメリカの経営心理学者であるロバート・ローゼン氏の提唱する 「ヘルシーカンパニー」に基づいた「健康な従業員こそが収益性の高い会社を作る」という考えから 発展したと言われています。

経済産業省では、2017 年より健康経営に取り組む優良な法人を「見える化」するため、 「健康経営優良法人認定制度」を創設し、大規模の企業等を対象とした「大規模法人部門」と、 中小規模の企業等を対象とした「中小規模法人部門」の2部門により「健康経営優良法人」を 認定して毎年公表しています。

中小規模認定部門では、認定企業数は、2017 年が 318 社だったものが、
2020年は4,811社、2021年は7,934社、2022年は12,255社、2023年が14,012社、
そして2024年度は、16,733社と年々増加傾向にあります。
その認定企業のうちとくに優れた取り組みを行っている上位500社に与えられる称号として
「ブライト500」を冠する事ができます。

弊社では、38 期より「アフターコロナに向けた経営体質の強化」を経営方針の一つに掲げ、その実現に向けて解決すべき課題を抽出する中で「テレワークによる社員の健康管理の問題」が経営リスクとしてあがっていました。この経営リスクを回避する施作の一環として健康管理に関する具体的な目標を定め、その取り組んだ結果が目で見えるよう「健康経営優良法人 2023・中小規模法人部門認定」へのチャレンジを決めて実施した結果、昨年無事認証されましたが、この取り組みにより新たな課題も見えて来きました。そこで今期も継続して「健康経営優良法人2024・中小規模法人部門認定」へチャレンジした次第です。

  因みに認定基準の評価項目は、 以下
①:経営理念、②:組織体制、③:制度・施作、④:評価・改善、⑤:法令遵守の
5 つの大項目からなり、


①:経営理念で「経営者が従業員の健康保持や増進に取り組んでいるか」その自覚が問われ、
②:組織体制で「管理職が従業員の健康保持や増進に取り組んでいるか」を問われ、
③:制度・施作で、「健康経営の制度や仕組みをどのように作り、適切に実施しているか」が、17 に細分化された評価項目で問われ、
④:評価・改善では、「実施された制度や仕組みに対する評価制度が整っているか」を精査され、
⑤:法令遵守で「リスクマネジメント」全般に関わるの実施が求められます。

      認定要件(出典:健康経営優良法人 2024(中小規模法人部門)認定要件)

なお、この大項目 ①、②、④、⑤全ての評価項目を実施することが必須であり、 大項目 ③は、評価項目(Q10/Q29)が必須、その他に関しても 15 項目中7 項目以上の実施が必須となっていています。 更に ブライト 500では、13 項目以上の取り組みが必要となります。 現時点の弊社の現状では、 まだ少しハードルが高いようにも思えました。

ブライト 500 を付加された中小企業は「健康経営優良法人の中でも優れた企業」かつ 「地域において、健康経営の発信を行っている企業」として認定され、 自社の健康課題に応じた取り組みを実践すると共に、地域における健康経営の拡大のために、 自社の取組事例の発信などを行う役割を担うことが求められます。

ブライト 500 が付加されるのは、中小規模法人部門認定企業の上位 500 の企業のみですので、当然 ハードルは高くなっています。 社内でも健康経営推進委員会を立ち上げて、総務部門とともに活動してもらっていますが、 推進活動の時間や担当メンバーへの負担もそれなりにかかりました。

仮に健康経営優良法人に認証されたとしても、会社の営業面で売上げが急に増加したり、 会社の業績が直ぐに上がるような保障はなにもありません。 現在の状況下で、「健康経営優良法人 2024・ブライト500 認定」へチャレンジする意義は 本当にあったのか?という疑問の声があったのも事実ですが、 結論からいえば、チャレンジする意義は十分にあったと確信しています。

なぜなら、この取り組みが、会社で掲げているSDGsの目標の一つとなっている「目標3「あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する」という活動と連動し 弊社の社員一人ひとりの、心と身体の健康を持続可能な形で支える事ができるからです。

その取り組みの中で少しづつですが、健康に関する個々の取り組み状況が可視化できて情報交換の場が 広がり社内コミュニケーションの活性化にも効果が出始めています。 こうした活動が、活力のある健全な業務の遂行につながり、会社の経営体質の強化の実現に寄与できています。

「健康経営優良法人 2024 認定(ブライト 500)」へチャレンジの目的は、 健康経営優良法人の肩書きの取得ではなく、認定にむけた個々の取り組みの過程で得られた 知識と行動による健康習慣づくりにあり、社員の心と身体の健康を支え、全社員が、 楽しみながら健全な生活(仕事)が出来る職場環境を作り上げていく事にほかなりません。

そして、この取り組みの結果を外部の客観的な目線で評価をうけることで、良い所は伸ばし、 問題点は改善していき、より高いレベルへ進めて行ければと思います。 ソフト開発が描く「ずっと働き続けたい会社」の実現の為に、引きつき、宜しくお願いします。

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